【第39回(番外編第9回)】ダムの麓にある道の駅。(残り2駅→1駅) ※2011年10月1日「スプリングスひよし」開業
今日、本当は国盗り「夏の陣」の動章を取るため四国鉄道スクエアを目指したかった。
同じ方面には未訪な道の駅があり、効率的に制圧する事が出来る。
しかし嫁はそんな私の企みを完膚なきまでに握りつぶした。
先週「子供を動物に触れ合わせたい」と目指した動物園に後で訪問すると言いつつ、シグナス森林鉄道周辺で昼下がりを過ごして無かった事にしたのを彼女は覚えていたようだ。
いつでも行ける所は後回しにしたいという私の忸怩たる思いを吹き飛ばしてくれたのが、今朝目にしたある方の日記。
次の瞬間、彼女が知らない企みに1人ほくそ笑みながら、動物園行を快諾してしまった。
先週とほぼ同じ道程で五月山の麓に到着。
臨時駐車場が満車だと言うゾンザイな定年後アルバイトと思しき警備員の対応に立腹。
仕方なく遠い遠い体育館の駐車場に車を停める。
長い歩道を歩き臨時駐車場の横の第2駐車場に迫ると「空車」の文字を見つけ怒り心頭。
駐車所の前に立つ警備員に苦言を呈す。
管理会社（関西パトロール）と池田市には後日相応の対応をしたい。
閑話休題。
動物園は小ぢんまりとしているが、姉妹都市から送られ繁殖が進むウォンバットや、アルパカ・ワラビー、そして羊や猿やアライグマなどもいる。
子供には餌やりも出来るし小動物との触れ合いコーナーも設けられている。
限られた土地によくぞこれだけの施設を整えたと感心する。無料なのも嬉しい。
一回りするだけでも息子たちは十分満足した様子。
隣接する五月山公園はローラー滑り台や砂場などがあり子供たちが走り回る。
息子たちもローラー滑り台にハマってしまい何度も滑る。
徒歩圏内にこのような公園があれば、いい気分転換になるだろう。
体を動かしたあと、2人ともグッスリお昼寝タイム。
ようやく企みに向けて車を北へ走らせる。
日吉ダムの下にある温泉施設「スプリングスひよし」が目的地。
今日から道の駅として新たな一歩を踏み出した施設だ。
記念すべき訪問250駅目であり、襟を正す思いに包まれる。
ある方の日記によると、きっぷも発売されているとのこと。
熟睡中の2人を妻に任せ、売店レジでまず1枚きっぷを購入。
開業記念きっぷもあるとの事で条件を聞くと、1000円以上購入との由。
店内を眺めると、ちょうど1000円の丹波梅ワインを見つけ再びレジへ。
列に並ぶと、まさにある方の横顔を拝見したので、日記拝見を伝えつつ、ご挨拶。
前回も確か売店でお会いしたような…歴史は繰り返す。
その場で更に新たな情報を入手してしまい、その後の予定がガラリと変わる。
「スプリングスひよし」を後にしてしばらくすると2人がお目覚め。
そういえば、まだ昼食を摂っていない。
ハッピーセットをねだる息子、マックリブをねだる妻。
何という偶然か、最寄のマクドは「丹波マーケス」の中にある。
家族がそれぞれ思いを達しつつ、私は道の駅事務室で2枚のきっぷを購入。
1枚は通常券、もう1枚が今日から配布の特券。3駅共同企画のようだ。
これを手にしてしまった以上、残りの2駅も立ち寄らないわけにはいかない。
帰路ついでに「和」「瑞穂の里・さらびき」に立ち寄り、3枚揃えてしまう。
ちなみに、国盗りも「亀岡・園部」を獲得し「丹波守」を襲名。
何となく当初の目論見に近い満足感に包まれながら家路に着いたことだ。
（執筆：２０１１年１０月１日・公開：２０１２年８月１８日）